マインドフルネスって、そういうことか。

マインドフルネス、ということばを何度か、オンラインメディアの記事で目にしていた。そして、それが禅の知恵を取り入れた「集中法」のようなものなのかと、漠然と思っていた。といっても、本質が何かさっぱり分からず、実践には至らなかった。

それがさっき、ひとつのきっかけで、電撃が走るように理解できた。きっかけとは、NHK BS1で再放送していたNHKスペシャル「キラーストレス」の回を見たことだ。 (*1)

人間が生命進化のプロセスの中で手にしてしまった「危機反応システム」がとりわけ仕事や家庭など社会的な場面で発動してしまい、それが複数重なってしまうことが人命を奪うキラーストレスになりうることが研究から分かった、という。
また、人間が過去や未来に思いを巡らせてしまう「マインド・ワンダリング」が問題だという。これは、過去の記憶に引き摺られて、未来への懸念がアタマの中にあふれてしまうと、現在に対する集中を削いでしまうことにもなっている、という話だ。

逆にいうと、現在の行為に集中する時間こそが極めて大事になる。そして、それを可能にする考え方と取り組みのカギになるのがマインドフルネスである、ということだ。

あれ、現在への集中というのは、まさに心理学者ミハイ・チクセントミハイが言うフロー体験そのものではないか、と気づいたのだった。 (*2)
迂闊だった。いや別に迂闊ではないけど...。

フロー体験をどう作り出すか? というのは何回か考えたことがあったのだが、それが何に役立つかというのは考えたことがなかった。そもそもチクセントミハイの書籍のタイトルも「喜びの現象学」 (*3)であり、あくまでフロー体験を現象学の視点から解き明かす試み、という認識でいた。

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Google トレンドでみると、マインドフルネスはこの1年以内で急激にTipping Pointを越えてきているみたいだ。それに比べると、フロー体験はまるでトレンドに乗っていないようだが。

時代がマインドフルネス真っ盛りであるというなら、40年くらい前からフロー体験を提唱していたチクセントミハイにもうちょっとスポットライトが当たっていいんじゃないかとも思った。とはいえ私もまだ、マインドフルネスの概念と手法について知識ベースでつるっと押さえるところも済んでないので、なにも言えそうにない。

よし、明日マインドフルネスの本を読んでみよう。


*1

www.nhk.or.jp

*2

blogs.itmedia.co.jp

*3

フロー体験 喜びの現象学 Amazon