パソコン・エイジがスマホで文章を書くときに起こりがちなこと

スマホを使って文章を書くことに抵抗があるのは、やはり自分がパソコンからデジタルに入った人間だからだろうかと思う。
どうやってもパソコンを使ったほうが効率が良いではないか、という先入観がある。

文章(レギュレーションが特になく、思うままに書けるものをここでは意図する)を書くというのは、順番に分解してみると以下になる。

思考する→タイプする→書いた文を見て、修正か、書き続けるかを判断する→思考する

このループ。
このループこそが自然だ、とパソコンを使ってタイピングするときは思う。

だがスマホを使って文章を書くときは、どうもこのループとは少し違う感じがする。

具体的には、

思考と同時にフリックで打ち込む→打ち込んだものを振り返ることなく、また思考して同時に打ち込む

という、戻りのない進み方をしている気がしてならない。
もちろん、少し戻して書き直すこともあるのだが、パソコンを使うときよりも遥かに戻る割合が低い気がする。

なぜこうなるかはインターフェイスの観点からだいたい説明がつくような気がする。

1.同じ小さな液晶パネルの中に、指とソフトウェアキーボードと打ち込まれる文章が、三位一体で現れてくるので、視界が邪魔だと感じないよう、没入するように脳が意識を集中させる
2.言葉の推測変換が迅速に出てきて、タッチで選べることにより、自分のよく使う語彙を、その言葉を思考し切るよりも早く入力できる
3.カーソルの移動領域がパソコンに比べて限られるので目の動く範囲が絞られ、結果的に遡って目の端に書いたものが入ることが少ないため、見返しがあまり起こらない

こういった点が主と考えている。
結果何が起こるかというと、推敲が少なく、文章を書き終えた時点では全体のバランスがあまりとれていない文章である確率が高まるのではないか、と。

このように書くとやはり旧世代のパソコン愛好家ですね、なんて感じがするが、自己弁護がてら意見を表明すると、むしろ高速に、ある程度の文章量を紡がないといけない場面ではスマホのほうが有効なのではないかと思うのである。
無意識的に推敲したくなるモードを抑制することができるのではないか。
ゆるいブログを毎日書くのが目的なら、ひょっとするとそのほうがいいのかなと思う。

実際いまこの文章はスマホで書いているが分量の割に、パソコンで書くときよりも早い感じがしている。正味20分もかかっていない。

私含め、パソコン世代は「文章書くならパソコンでしょ」という先入観を抑制し、スマホで書くことの強みを理解して、ニーズに応じて使い分けることができたら、文章のアウトプットが質量ともに向上させられる可能性があると強く感じている。

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ブログの場合、スマホだとどこまでいってもやりづらいこともある。
それは、画像探しと、挿入の操作。
すなわち、情報を検索する、ビジュアルに量で判断する、アプリケーションを細かくポイント操作する、というプロセスは、どうやっても厳しい。
文章を書くという、流れがリズムに乗るケースについてはスマホは優れているが、逆に言うと、バランスについての思考と判断を繰り返し要求するケースでは、使いやすい道具ではないと私は思う。まだ。

というわけでいまから画像を探すお仕事。
が終わったので公開する。夜中3時。