ペインがなくても、未来のために継続行動できますか?

数ヶ月前から整体にかよっている。

あるとき、背中のあたりに痛みを覚えて、肩こりかなにか分からないがこれは辛いと思ったことがきっかけだ。以前、体調が悪くなったときに整体に行ったらだいぶよくなったという知人がおり、その人の言葉を思い出したので整体に行くことにしたのだ。

結果的にその整体の方と、私の相性はかなり良かったようで、最初の1-2回で背中の痛みはほとんど消えた。その後も、定期的に月に1回程度通っている。行くと、体調が良くなる気がするので、行くことは好きだ。
整体の人からも「身体のメンテナンス」のためには月1回くらい来てくださいと言われている。

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が、今日の朝、整体を予約していたのに、行くのを忘れそうになってしまった。ふと思い出して慌てて向かった。すぐ近所なので、10分の遅れで済んだ。

なぜ忘れてしまったのか?
私は予定管理をGoogleカレンダーにすべて入れるようにしているので、そこは今回もちゃんと入れていた。
ただし、そういったツールとは別の次元で「ペイン」がなかったので忘れてしまったのだ。そう考えている。

ペインとは痛み。
スタートアップが顧客の課題を発見して、それに対するソリューションをつくろうというプロセスにおいて「顧客のペイン」を探り当てることが、ひとつのやりかたとしては、とても重要になってくる。
「なんとなく、良さそうなもの」をつくっても、それは全然顧客にとってありがたみはない。顧客が求めているのは「ペイン」を取り除いてくれるもの、すなわち「ペインキラー」なのである。

私の整体通いについては(スタートアップとはなんの関係もないけれど)ペインはまさにその名の通りリアルな痛みの訳だ。
でも、ある程度整体にかよって痛みがなくなったので、そもそもペインがなくなってしまうと、行く理由そのものを忘れてしまう。
本当にはメンテナンスとして行き続けたほうが「予防」になるから、コストパフォーマンスも良ければ、自分にとっても幸福度が高まるはず。それは頭では分かっていても、ペインが消失すると行くことを忘れてしまう。

それが人間のサガなのかもしれない。
健康にかぎらず。
新しいスキルの習得や、やったことのない仕事を始めてみる、あるいは経営者であれば新規の事業の種づくり、のような将来への投資もこれに通じていると感じる。
いま必要でないもののために、コストを払って、自らの時間と意思エネルギーを使って何かを始めて続けるのは、とてもむずかしい。

逆に、未来の自分の状況を予見して、いまペインがなくても、とるべき定期的行動を設定し、それを続けることができる人は、それだけで、そうでない人に比べて未来に大きな差がつくのではないか?
私自身は、未来予見・行動継続力がとても低い自覚があるので、ここに対する解の方向性を探すべく、もがいている。