「立ちすくむ国家」からのディスカッション

「満員御礼!”経済産業省若手職員とともに考える未来のかたち” Repaint vol.4「立ちすくむ国家」から考える次の時代の社会のあり方」というイベントに参加した。過ぎたる、7月23日。

140万ダウンロードを記録した経産省の「不安な個人、立ちすくむ国家」(*1) という資料を題材に、それを作成した経産省メンバーのIさんという官僚の方と、Fさんという地方の活性化に取り組む企業の方が中心となって企画されたイベント。

前半は情報共有ということで、Iさんがその資料のポイントを解説。そのあとで感想と質疑応答タイムを挟み、後半はテーマごとに分かれて座談会形式で話した。

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このイベント、一言でいうと、熱い人が多かった。19歳から50代くらいまで、年齢幅も性別もいろいろな人がきた。ファシリテーションも見事だなと思ったのは「政治批判のような他人事ではなくて、自分事、自分の行動としてどうしていきますか?」という参加者のアクションにフォーカスされていたことだ。
政治、国家をテーマにするとイベントとして、とかく一番いけないのは「朝まで生テレビ」方式である。つまり、みんなが他人事として他者批判をあげつらい、何も生産的で行動につながる建設議論はない。ただ尺を稼いで無責任に面白くしようという(実際それがまるで面白くないのは置いておくとして)発想。そうなっては台無しだ。その点、今回の企画者の方々は、実にうまくやっていたと思う。

イベントの半分は設計とファシリテーションだが、半分は参加者のリアクションとそれからのアクションの先に、未来から評価されるものだ。

私のいた卓では教育問題が議論となった。6人で参加していたが、すごいとおもったのは皆、傾聴ができ、耳を傾けて対話する、という基本が年齢に関わらず当たり前にできる人たちだったことだ。
あとは教育問題というのが、広すぎる問題だということを議論はじめてすぐにみんな悟った上で、しぼりをつけて、個人のアクションを考える時間にしていこう、とできたこと。
イベント運営者も見事だが参加者も質を保てる人たちであり、そこも含めて、熱さが保たれた良いイベントだったと思う。

ふだん自分のコミュニティでイベントを開催することが多いのだが、ほかのイベントにいき、コミュニティの作り方を見るととても学びが多い。


*1

不安な個人、立ちすくむ国家〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜