ギブギブン

1ヶ月毎日ブログ書く企画ではじめたブログです。

Podcastが聴かれるということ

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Podcastの配信を続けていると、時々面白い事が起こる。 ある学校でPodcast番組を学生たち(高校生)が作るという企画があり、その企画の中間振り返りのようなイベントにコメンテーター(?)として呼んでもらった。 それは、企画側のメンバーがぼくがPodcastをやり続けているということを知っていてくれたからだ。

で、実際に学生さんたちが作っているPodcastを聴いて、感想を述べたり、その場で寄せられた質問に対して一生懸命考えて答えたりしてみた。

基本的にぼくのPodcastへのスタンスは、本当にただただ趣味である。言いたいことがあって、それをこのブログのような文字言語で書くよりも、対話的な音声発話で発信してみたいという思いで取り組んでいる。でもそれが仕事になるとはまったく思っていないし、プロを目指しているわけではない。

それでもやり続けていると、実践と失敗、成功や、課題解決のための試行錯誤の小さなフィードバック・ループの繰り返しによって、いろんなプラクティスが身についてくる。ただ、それをメタ的に言語化してみるということはほとんどなかった。なので、今回機会をもらって言語化できたり、それを材料にして対話できたりしたことはすごく面白い機会だった。

ぼくは音楽や映像制作などのジャンルは本当に知見がないので何もいえないが、少なくともPodcast制作に関していうならば、年齢や経歴と、コンテンツの魅力にはほとんど関係がない。いやもちろん、その人ならではの経験があるからこそ話せるネタというのはたくさんあるから当然変わった経験をもっている人はコンテンツの材料に強みがあるというのは間違いないんだけど、それが聴き続けたい魅力があるかどうかは直接関係はないように思っている。別にいくらユニークな経験や、莫大な知識をもっていたところで、聴きたくならない話し方やスタイルであったら聴くことはない。逆に、高校生であろうが誰であろうが、聞き手にとって魅力を感じたら聴き続けるし、次も聴いてみたい。そういう意味では、表層的な肩書に左右されない、「語られるもの」「配信されるもの」に対する受け止め方のマッチングだけがある、といえるんだろう。 そこがいい。別に聴かれないからといって、それを否定的に受け止める必要すらない。それはただマッチングが起こっていないだけかもしれないからだ。

なので、やっている企画や番組について臆せず発信していくことは大事だと思う。そのうちに誰か、1人でも2人でも聴いてくれる人が出てくる。そしたら、その1人や2人に向けて届く言葉を紡いだらいいんだと思う。実際ぼくはそうやっているし、それで楽しい。