ギブギブン

1ヶ月毎日ブログ書く企画ではじめたブログです。

大根おろしガチャ

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最近、大根おろしにハマっている。 いや別にそんなに、突き詰めていこうとかそういうわけではない。ただ単に、食卓に大根おろしを出すことが増えたというだけの話だ。

きっかけは、焼き魚を食べる時に大根おろしがあったらうれしいな、というだけのことだった。 そこで大根を買ってきて、適量切っておろし器でおろしてみたのだが、そこで気づいたことがあった。 大根おろしをつくるってのは、めちゃくちゃ簡単だし、時間も労力もさしてかからないのだ、ということに。

料理が嫌いなわけではないが、面倒臭いことが嫌いというかやる気が出ない私にとって、まず持って手を出せないタイプの料理行動がある。たとえば、油で揚げる、とか。油の後処理とか、油はねとか、そういうことを想像するともう面倒で取り掛かることができないのだ。 実は焼き魚もそれが理由でずっと家ではやらなかった。ガスレンジの魚焼きグリルが魚を焼くたびに汚れるのがいやだったのだ。掃除がめんどうくさい。 だが、あるときフライパンに魚焼き用アルミホイルを敷いて魚を焼くと、うまく焼ける上に、片付けが簡単(フライパンを洗うだけ)と気づいたことで、焼き魚に対して抵抗が全くなくなった。

で、大根おろしについては、なんとなく「大根を買う」と「おろす」が面倒臭そうだなと思っていた。というか、大根を買ったあとに使いきれないかもしれないのがちょっと抵抗になっていた。 だが、大根は切って切断面にラップをしておけば、冬ならそうそうすぐだめにはならないということがなんとなくわかってきたこともあり、じゃあまあ大根買うか、となって、でもっておろし器を使ってみたら、ものの数分で、2人の食事ならそうとう十分な量の大根おろしが作れることがわかったので、心的ハードルがなくなったのだ。

ということで大根おろしを日々食べているが、これがめちゃめちゃうまい。焼き魚に限らず、ほぼ何の料理であっても、大根おろしをセットにすると、大根おろしの辛味とみずみずしさ、風味が合わさることで、食感がぐっと面白くなるし、おいしくなる。

もはや、大根おろしを合わせればなんでもおいしくなるんじゃないかと、そんな気すらしている。 あとは大根の部位によって辛味、風味が違うのも結構おもしろい。細くなっている先端のところはかなり辛いが、葉っぱのほう(上部)であればあんまり辛くない。 正直いって、別に大根の部位による使い分けをするほどにこだわりはないのだ。そんなことを考え出すとまた面倒臭くなってしまう。単に大根おろしを食べたい時に、適量切ってすりおろす。ただそれだけでいい。むしろ、季節や、産地、個体、どの部位かによって味が変わるなら、それはそれでランダムネスがあって面白い。 「大根おろしガチャ」そう呼んでもいいだろう。

ということで、飽きるまで当分、大根おろしガチャを日々楽しんでいきたい。 ありがとう、大根農家さん、流通小売さん、おろし器メーカーさん、そして動く我が身体と、一緒にごはんを食べてくれるおくさんにも感謝を。